本日は、糸を使用した引き上げと脂肪(CRF)注入によるお顔の若返りの手術でした。
手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。
今回のブログテーマは、
腫瘍摘出などでいびつになってしまったバストの形をきれいにする方法です。
今まで何度かブログにも書いているように、何層かに分けて注入すること+1ccの脂肪を約20~30センチに伸ばして注入することで、しこりにならずにバストにボリュームを出すことができます。
しかし、何らかの原因で、もともとのバストの形に一部欠損が生じている場合は、さらに特殊な注入方法が必要になります。
上は通常の何も手を加えていないバストです。(下の写真とは違うモニター様です)
下は良性腫瘍摘出により、下部が凹んでいるバストです。
バスト下部(lower pole)が癒着し皮膚の伸展が悪く、乳頭からアンダーバストまでの距離が短くなっています。
そのため横から見ると、バスト下のラインが不自然に水平になっているのが分かります。
写真のように、腫瘍を取り出したことでその部分のボリュームが減り、さらに皮膚が癒着している状態だと、通常通り脂肪(CRF)注入するだけでは形は綺麗になりません。
この場合は、通常の注入に加えて、凹んでいる部分に「リゴトミー」という処置を行います。
リゴトミーとは、針を使って癒着している部分を剥離する処置です。
こちらのモニター様は、通常のコンデンスリッチ豊胸に加えて、左バストのリゴトミーを2回実施しました。
写真を見てみましょう。
上が手術前、下が手術5か月後です。
バスト下部が、明らかに丸く自然なラインになっているのが分かりますね。
何か所も針を刺して癒着を剥離するので、術直後は内出血や色味が気になっていましたが、色味も自然で違和感のないバストに仕上がりました。
バストの腫瘍摘出後のボディイメージの変化に悩んでいらっしゃる方は、一度ご相談にお越しください。一人ひとりに合った、ベストな提案をさせて頂きます。
こちらのモニター様も手術の結果にとても満足して下さり、今後はリピーターとしてFATBANKで保管してある脂肪を使って、再度バストやお顔への注入をご検討していらっしゃいます。
当院のファンになって頂けて、私も嬉しい限りです。
今日も、手術なさって下さった方、手術に関わってくれたスタッフに感謝です。