今日はセルチャー豊胸の術後1週間目のチェックにいらっしゃった方の紹介です。
脂肪注入豊胸に欠かせないのが脂肪です。
脂肪注入モニター:プロフィール
私の場合、脂肪が採取できる方は、その自然さの理由から、ほぼ100%脂肪注入による豊胸を選びます。今までのブログに数多く書いていますが、かなり痩せ型の方でも脂肪豊胸を行います。
ただ、ここまで痩せていると、私も躊躇します。
モニターの方は152㎝ 38.5kg BMI16.6 で痩せ型でなくて、(健康でいらっしゃいますが)痩せ過ぎの方です。
痩せ型ゲストのために選択した脂肪注入豊胸は「セルチャー豊胸」
さすがに40キロ以下となると私も手術をお断りする事(私もギブアップ)が多いですが、ご本人が、セルチャー豊胸に賭けてみたいという事で、何とか計画を練って脂肪注入豊胸をすることにしました。
セルチャー豊胸では、まず豊胸の1か月前に脂肪をほんの少し(20-40㏄)採取して、その中の脂肪幹細胞を培養します(詳しくは公式ホームページをご覧ください)。
脂肪幹細胞が十分量培養できるには、約1ヶ月かかります(個人差あり)。
ほとんどの方が、1ヶ月で脂肪幹細胞数が50万個を越しますので、この50万個の脂肪幹細胞を脂肪豊胸の際に使う脂肪(CRF)に加え豊胸を行います。
脂肪注入豊胸では注入技術も重要なポイント
注入脂肪の質もさることながら、脂肪の注入技術も重要なポイントです。
私の手技は、直径2.5ミリ以下のヌードルインジェクションで、皮下、乳腺下、大胸筋内、大胸筋下の各層に分散注入します。(そうしないと、しこりになってしまうからです。)
脂肪が生き残る(または再生、定着)には生きた脂肪と生きた脂肪幹細胞が同時に必要です。(医学的には違いますが、ペアで生き残ると考えると皆さんには分かりやすいでしょう)
この約50万個(片胸25万個)の脂肪幹細胞を加えることにより、同時に注入した脂肪が脂肪幹細胞とペアになり易くなり、定着し易くなるという訳です。
次世代の脂肪注入豊胸「セルチャー豊胸」その効果は?
今回のモニター様の場合お腹からなけなしの脂肪(40㏄)を採取し、脂肪幹細胞を培養し、50万個を超えた時点で手術に踏み切りました。
脂肪採取部位は太腿と上腕です。
何とか片胸にCRFを210㏄(+脂肪幹細胞250万個)注入することが出来ました。
術後1週間(抜糸時)の状態が下の写真です。
まだ、痛々しいですが、綺麗なバストで炎症(脂肪壊死や感染)もありません。
ご本人は、”セルチャー豊胸でどのくらい定着するか楽しみです”と笑顔で答えて下さいました。モニター様はもちろん私も、術後の仕上がり(少なくとも3か月~6か月しないと最終的な結果は得られません)が楽しみです。
今日も手術なさって下さった方々、そして手術に関わってくれたスタッフに感謝です。