脂肪注入による豊胸の最大の魅力はその自然な触感にあります。つまり、触られても(もちろん見た目も)自然であるという事です。
最近では(私の場合)バッグは極力使わず、脂肪のみで豊胸を行います。ただ例外があります。それは脂肪が本当に無い方です。
といっても、私は脂肪吸引、脂肪注入を専門に行っていますので、相当痩せていらっしゃる方(他院で断られた方)でも、下のブログのように当たり前のごとく脂肪注入による豊胸を行います。
私の場合、痩せており、大きさを求める方は、綺麗なデザインで脂肪採取(脂肪吸引)して、
1,BRAVA豊胸(2015-11-15ブログ)
2.2回の脂肪注入豊胸(2016-08-06ブログ)
3.セルチャー豊胸(2017-06-08ブログ)
などで、自然で大きなバストを作ります。
殆どの方がこれで満足なさいますが、世の中、それでも”もっと大きく”という方が出てきます。かつ、追加する脂肪もない方です。
そういった場合はシリコンバッグ+脂肪豊胸(同時でも、別日でも大丈夫です。また、今のバッグが硬くて柔らかくしたい場合は小さなバッグに入れ替えと同時の脂肪注入)という手段があります。
例えば、下の写真、動画がそうです。
最近の医学論文でもハイブリッド(コンポジット)豊胸に関して、形を整えるには良い方法と書かれています。(例えば下、PRS 2017年の論文)
日本人の場合、上記論文と同等の大きさのバッグ(平均約250㏄)バッグを注入すると、いくら脂肪でカバーしても”硬い””不自然”と言われるので、私の場合、殆どが100~160㏄のバッグ+自分の脂肪という選択をします。
脂肪が無い方には、決してシリコンバッグ+脂肪を勧めるわけではないですが、そういった選択肢もありという事です。(やはりシリコンは入っているわけですから、脇下の傷や多少の硬さを伴います)
つまり、大切なことは、患者様のご希望、そして実際の状態(バストの状態や体の脂肪のつき方)を考慮して、その方にとってのベストの方法を選ぶ事が大切だと思います。
今日も手術をなさって下さった方々、そして手術に関わってくれたスタッフに感謝です。