今日はバッグ取出しと同時のコンデンスリッチ豊胸。そしてベイザーリポの手術でした。
手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。
最近、バッグ取出しと同時のコンデンスリッチ豊胸に関する論文を書いているところですが、驚くようなデータが出たのでお伝えしておきます。
当院でバッグ取出しと同時のコンデンスリッチ豊胸をなさった方で、アンケート調査に協力くださった方々の意見です。加工もしていません。
早速ですが、結果です。
2013年末迄のデータで2012年まで48名、2013年38名、計86名の回答を得られました。
当院では2010~2013年末までトータル288例のバッグ取出しと同時のコンデンスリッチ豊胸手術を行っています。
その全員のアンケートではありませんが、通常のクリニックと比較すると、とても多い数(公表されていませんので、正確ではありませんが、おそらく日本一ではないでしょうか)だと考えますので、参考値としてはかなり信憑性のある数字だと考えています。
トータルで86%、2012年までは77%の満足度、2013年は何と97%の方が”手術をして満足”とお答えになってくれていました。
外科医としては涙が出るくらいに嬉しい結果です。
2012年までと、2013年の大きな違いは、注入技術の進化、バッグ取出し技術の向上だと考えます。
同じ手術でも上手にバッグを取り出さないと手術がうまく進みませんし、上手に注入しないと大きなしこり、脂肪壊死等が出来てしまいます。
幸い皆様が信用して下さって手術を重ねるごとにその安全度、満足度も上がっています。
ただ、症例数が多い分、難しい症例、(石灰化が強い場合や、皮膚とバッグの距離が短い場合等)が増えていきます。
ただ、私が術中にいつも思うのは決して”あきらめない”事です。
大変でも、石灰化を丁寧に取ったり、少しでも細かく満遍なく注入するなど、当たり前かもしれませんが、それを実際に行う事がとても大事だと思います。
よってこういった良い結果が出てくるのだと、改めて思います。
本当に手術をして下さった方々とそれを支えてくれるスタッフに心から感謝です。