今日は福岡院で、目の下たるみ取り+マイクロCRF+額、コメカミCRF注入(若返り手術)、そしてバッグ取り出しと同時のCRF豊胸でした。手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。
さて今日は先日バッグ取り出しと同時のCRF注入に術後のチャックにいらっしゃったモニター様の写真、そしてエコー所見をお見せします。
まずは術前と術後の画像でを比較してください。
硬いボールのようなシリコンがはいっていた術前の大きさとさほど大きさは変わりません。もちろん触り心地はかなり違います。
私たちはお陰様で、この数年は日本一(世界一かもしれません:少なくとも一施設では世界有数です)このバッグ取り出しと同時の脂肪注入による豊胸を行っていますので、当院での調べでは、この手術を受けても、平均術前後に1サイズ以下の違いしかないという結果が出ています。
もちろん、体に対してものすごく大きいバッグを入れていた方もいらっしゃるわけですから、平均がこの数値はかなり良いと考えます。私が著して、今提出中の論文(下記)の内容にもきちんとしたデータとして提出しています。
参考文献
Our Japan experience of Four Years’ Clinical Results with 288 Consecutive Cases of Simultaneous Breast Implant Removal and Grafting of Centrifuged Autologous Fat.
Masanori Ohashi M.D.
さて、実際、中はどうなっているのでしょうか?エコーでご確認ください。
まずは右胸の術前エコーです。
バッグ(黒色)は折れ曲がり、その角が皮膚をいかにも突き破りそうです。なんと、この方の場合、皮膚からこのバッグの角までの距離は2.1mmでした。
そしてこれが左胸術前エコーです。
同様にバッグは強く折れ曲がりっている(黒の中に白い曲がった線が入っていることで判断できます)
これば術前です。左右どちらも硬いカプセルのため、バッグが折れ曲がっています。このエコーで乳腺が移ってますが、皮下組織=皮膚と乳腺の間の脂肪がほとんどないのが確認できます。
そして術後右胸エコー画像、術後左胸エコー画像です。
もちろんバッグは無くなっており、皮下組織(乳腺より上)に自分の脂肪がしっかり定着しているのが分かります。
どちらの画像も皮下組織が1.5センチ~2.0センチ(術前は約5ミリ。薄いところは上記の様に2.1ミリ)と、驚くほど定着しています。筋肉(大胸筋)も厚く筋内(この場合カプセルの下)にも脂肪が定着しているのがわかります。もちろん大きなしこりはなく、カプセル内の脂肪の流入も見られません。
このように術前の状態、術後の状態もきちんとエコーで確認することによって、脂肪定着の結果がわかります。もちろん下手に注入すれば大きなしこりも(自分の手術の結果が)明らかに見えるわけですから、手術に手は抜けません。
このように、自分のした手術の結果がわかることで、反省点もわかりますし、手術手技も向上します。
これが私たち、ザ・クリニックの強みだと考えます。
今日も手術をお受けになった方。そして手術に関わってくれたスタッフに感謝です。