今日は(自己)凍結脂肪による豊胸(他院バッグ取り出し脂肪注入後)の手術でした。手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。
本日は、今日ご来院なさった、バッグ取り出しと同時のCRF豊胸術後3か月の経過チェック兼、自己凍結脂肪注入のモニター様の紹介です。
ご本人は42歳女性、左右の硬さが違う(右が硬い)こと、触ると不自然な事等が気になるためご来院。術前のエコー検査で左のバッグの破損が発覚しました。診断は右バッグの中等度のカプセル拘縮と、左バッグの破損となりました。
エコー検査で左バッグのシリコンジェルが破れ、既にシリコンジェルが漏れ出していたため(幸い自分の被膜内に留まっていました)バッグ取り出しと同時のCRF豊胸を行いました。
まずは術前後の写真を比較しましょう。
こちらは最初に来院されたときのご様子です。
決して形はおかしくありませんが、触った感じは不自然で、形に左右差がありました。
手術で取り出したバッグは200㏄、脂肪の注入量は右が200ml、左が190mlでした。
そして術後3か月(今日)です。シリコンバッグ、そして破れて漏れ出たシリコンも完全に除去して、脂肪注入のみで大きさ、形をキープしています。(術前に比し、多少は小さいですが、ご本人は自然な方が良いと喜んでいらっしゃいました)
抜群の柔らかさです。しこりもありませんし、左右共に揺れる胸です。
ご本人は今も満足なものの、もう少し大きくという希望があり、初回手術の日に残った脂肪を凍結していました。
よって本日凍結脂肪を片方50㏄ずつ脂肪注入しています。
なお、下が前回の手術で取り出したバッグの画像です。術前エコー診断通り左は破損していました。
本日の術後エコー検査でも脂肪注入後しこりは無く、脂肪の定着も良好でした。
もちろん術前のバッグやシリコンは残っていません。乳腺も正常です。
下が実際のエコー画像です。
皮下組織が16.3ミリと厚く、大胸筋も13.1ミリと十分に厚くなっています。(皮下と大胸筋内が定着が良いので主にそれらの層に注入します。術前は皮下組織5ミリ、大胸筋5ミリでした。)
ご本人は
“本当に柔らかくて自然な胸になりました”
“異物が完全になくなった事だけでもうれしいのに、大きさも想像以上にキープ出来たので満足です”
と笑顔で答えて下さいました。
今日の凍結注入後、最終的な仕上がりが楽しみですね。
今日も手術なさって下さった方々、そして手述に関わってくれたスタッフに感謝です。