今日はCRF豊胸、そして他院修正(他院の顔脂肪吸引後)+ベイザーリポの手術でした。手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。
今日は前回のブログ『バッグ抜去と同時のBRAVA×CRF豊胸【動画:エコー編】』の続きです。
前回の動画でBRAVAの陰圧によって、皮膚の伸展、そして皮下組織のボリュームが増大していたのが分かりましたね。
そして今日は実際の手術編をお届けします。術前の硬い胸が、軟らかで自然な胸になるのが、分かると思います。ではどうぞ。
いかがでしたか。最も大切なのは、バッグのスペースに注入せず、皮下、乳腺下、大胸筋内、被膜上といった注入可能な(乳腺内を除く)層に、どのくらい、細かく注入するかです。今一般的には、直径2ミリ以下のスパゲティー状に細く細く注入する方法が主流で、1ccを10センチ以上にわたって注入していきます。先日まで北京学会のシリーズで紹介した、コールマンテクニックです。
動画モニターの方も皆さんと同様、術後炎症も、壊死も、しこりも無く、順調に経過し、柔らかい胸を取り戻していらっしゃいます。
最終的な結果が分かり易いように、動画と共に、取り出したバッグ、術中の写真、そして術前後の写真もお見せしますね。
まずは、摘出バッグ(壊れずに除去)です。
そして術中の写真。片方だけ抜去した直後で明らかに左右差があります。しかし、この写真の見どころは、BRAVAを着用し、皮下組織を広げていたため、皮膚がペラペラの凹んだ胸になっていないところです。そのぶん上手にさえ注入すれば、注入した脂肪の定着も良くなります。
そして実際の結果です。
まずは術前。明らかに変形した胸です。
そして下が術後です。胸の形も自然になり、大きさもキープできています。
こうやって最新の知識とデバイス(機械、装置)、そして最適な注入技術を総動員して、ベストの治療を提供するのが私たちの使命です。
今日も手術なさって下さった方、そして手術に携わってくれたスタッフに感謝です。