今日は福岡で、他院しこり除去+他院バッグ取り出しと同時のコンデンスリッチ豊胸でした。手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。
さて今日は他院のしこり除去のエコー画像を紹介します。
ゲストは他院でヒアルロン酸を注入し、すぐに無くなったという事で、他院でピュアグラフトによる脂肪注入をなさっていらっしゃいました。
CAL(セリューション)も視野に入れていたとのことですが、
セリューション(CAL)をするには脂肪が足らないと理由でピュアグラフトを勧められたそうです。
ご来院なさった理由は大きくならなかったという事と、しこりがあるという理由で、ご来院なさいました。
このモニター様の術前の画像がこれです。
ヒアルロン酸の中に脂肪が混入され脂肪壊死となっています。また、近くにもオイルシストを多数認めます。
しこりの大きさは横5センチ、縦3センチ高さ2センチほどでした。
術中の写真が下記です。
ヒアルロン酸のスペース内にカニューレが入っている画像です。これで確実にヒアルロン酸内にヒアルロン酸溶解剤が注入可能です。
また壊死した脂肪は同時に吸引しています。
術中、しこり除去後のエコー画像です。
このようにまったく無くなっています。
まだ小さなしこりがたくさんある(ご本人は除去を希望していらっしゃいません。エコーででヒアルロン酸の残り又は前回の脂肪が定着せず、オイルシストになったものと判明しています)ので、近日中に、コンデンスリッチ豊胸(CRF豊胸)で、皮下に十分な柔らかい脂肪を定着させ、大きく、また、今の小さなしこりを触れなくする予定です。
脂肪注入をする場合は術前にエコーをして、たとえばヒアルロン酸があれば、そのスペースに脂肪が入らないようにしないと、
全部壊死して、しこりになってしまいます。
当院では確実に術前のエコーをして、優れた脂肪(コンデンスリッチファット、CRF)を、細かく細かく注入して、しこりを防いでいます。
やはり、多少面倒と感じても、ゲストのためを思っての手術が大切だと考えています。
今日も手術なさってくださった方、そして手術にかかわってくれたスタッフに感謝です。