今日は広範囲のベイザーリポ(ベイザー脂肪吸引)、そして3Dセルリフト(頬のたるみ改善)の手術でした。手術は問題無く終わっています。お疲れ様でした。
皆様術後の経過はとても心配だと思います。特に「お腹周りを全部一日に取って大丈夫ですか?」と聞かれることが多いです。
(もちろん特殊なケースはありますが)答えはYESで、「一般的には問題無いです。そのくらいの範囲では翌日のみ休んで、次の日には仕事に復帰なさる方がほとんどです。」と伝えます。
脂肪吸引というと、“とても大変な手術”と思われていた方がほとんどだと思いますが、実際は時代がずいぶん進化しています。
ベイザーリポ(ベイザー脂肪吸引)は第3世代の脂肪で、簡単に説明すると、超音波(振動によるキャビテーション)で脂肪と脂肪の結合を弱くし、脂肪を軟らかくします
このベイザーリポ(ベイザー脂肪吸引)のメリットの関しての報告は数多く出ていますが、2002年にJewellらは(おそらく)初めてVASERを用いたパイロットスタディを発表し、その出血量、合併症の少なさ(この場合ゼロ)を発表しています¹。
また、Garcia とNathanが2008年にベイザーリポと超音波なしの脂肪吸引(=Standard Suction-Assisted Lipoplasty: SAL)と比較し、VALによって吸引脂肪中のヘモグロビン濃度が7.5分の1に減り、ヘマトクリット値も6.5分の1に減ったと発表²し、その後、メガ脂肪吸引といわれる大量の脂肪吸引も頻繁に行われるようになりました。
また、NagyとVanekは2011年に発表したMulticenter, Prospective, Randomized, Sigle-Blind, Controlled Clinical Trial Comparing VASER=Assisited Lipoplasty and Suction-Assisted Lipoplasty ( Plast Reconstr Surg.)によってベイザーリポによる皮膚の収縮力が通常の脂肪吸引より53%高くなること³も立証されています。
こういったベイザーリポ(ベイザー脂肪吸引)のメリットに助けられ、僕らは大量の脂肪吸引、また、より良い技術で(スーパーフィッシャルリポサクション)できるだけ肌が弛まない脂肪吸引ができるようになっています。
これら優れた技術のおかげで、最近では脂肪で立体を操ることが出来る様になっています。その代表がお腹のシックスパック。つまり腹筋で割れたお腹を作ることです。この技術はHoyos医師らが開発4)し、ベイザーハイデフ、そして今は4DスカルプトとしてHoyos医師をはじめとする4D認定医のみ(当院では山川、大橋、千葉、中居、長野、全ドクターが認定医)に行うことが許されています。
[参考:Dr.Hoyos/http://4dynamx.com/about-us/dr-hoyos/]
今日は先日私が施術を行った4D手術のゲストが、術後経過チェックにいらっしゃってくれました。
元気に明るく仕事をしてくれていて、ありがたく思います。
術後2週間目の彼の動画です。ご参考にしてください。
今日も手術なさって下さった方、そして手術に携わってくれたスタッフに感謝です。