今日は脂肪の定着をより確実なものにするための画期的機械(デバイス)である、MAFT-GUNの開発者である、Lin, Tsai-Ming教授が来日、そして当院に来院して、顔への脂肪注入をより良く行うための講義を行ってくださいました。
今までも使っていましたが、開発者が詳しく教えてくれると、勉強になります。
MAFT-GUNとはMicro Autologous Fat Transfer (MAFT)=小さな脂肪を注入するためのGUN=銃の略です。何で銃なのというと、見た目がそのまま銃そっくりで、脂肪注入する時にに引き金を引きます。
ほら、確かに銃でしょう(笑)。
この機械の素晴らしいところは、脂肪を1/60~1/240 ml(調節可能)まで細かく注入可能な事です。
つまり、60回~240回引き金を引いてやっと1ml(cc)注入できるという事です。
今まで、ブログ内でもさんざん書いてきましたが、脂肪は小さく、細かく注入しないと、しこり、脂肪壊死となり、定着しません。よってこの機械はその不安定な部分を忠実に再現できる機械なのです。これは顔用ですが、胸にも使えるようなものも出来ています。
今後、顔の若返りの脂肪注入には欠かせないものになる事は確実です。
今日も手術なさって下さってくれた方、手術に関わってくれたスタッフ、そしてLin教授に感謝です。