今日はバッグ取出しと同時のコンデンスリッチ豊胸、そして脂肪注入によるアンチエイジング、頬の高さだし(3Dセルリフト)、目の下のクマに対するマイクロCRF注入の手術でした。手術は問題無く終わっています。お疲れ様でした。
本日は、当院ではなく、他院で以前バッグ挿入、そして数年後に他院で乳房の下からバッグを抜去なさったモニター様のCRF豊胸の動画を紹介します。
この場合、最も大切なのは、以前バッグが入っていたスペースに脂肪を注入しないことになります。残念ながら、同日の手術ではない為、このスペースに脂肪を注入すると、(カプセル内は血流が無いため)脂肪が壊死して、強い炎症を起こしたり、大きなしこりになってしまいます。よって、この層に注入しないことが大切になります。
この画像は『脂肪注入はバッグを取り出して約3が月待たないとできない。もしくは3か月くらい経てば、バッグを抜いたスペースは閉じ、安全に脂肪注入ができる』といった、“都市伝説”を覆す、明らかな証拠としても意味があるかもしれません。
当院では、乳房の皮膚の伸びが悪いタイプの方や、少しでも良い定着率(もちろん、しこりで大きくではなく)を望む方に、BRAVAと呼ばれる陰圧で皮膚を伸ばし、さらに術後の血行を良くする器具を使う事も多くあります。
https://www.theclinic.jp/contents/brava.php
そういったBRAVAの経験の中、発見した、衝撃的な画像がこれです。
この画像は、以前他院でバッグの取り出し後、少しでも定着を良くしたいという目的で、BRAVAを着用なさった方の(BARAVA後、脂肪注入前)の画像です。
以前バッグがあったスペースが拡大し、黒く見えます。これもバッグを抜去した後のスペースは塞がっていないという、証拠です。(私の医学論文でも紹介しています)
こういった事実を知っているため、バッグ取出しと同時の脂肪注入は、手技的にはやや難しいですが、理にかなった手術法と言えます。
当たり前ですが、解剖も、胸の状態も、脂肪の付き方の状態も、一人一人違います。皆さん(同じ日本人でも、極端に言うと双子でも)顔が違うのと一緒です。
手術を受ける方にとって、今の状態を確実に把握し、ベストの手術を常に提供し続けたいと思います。
今日も手術をなさって下さった方、そして、手術に関わってくれたスタッフに感謝です。