今日は他院脂肪吸引後(大腿、及び顔凸凹)修正のためのCRF注入、せっかく脂肪採取という事で、3Dセルリフト、首のマイクロCRF注入、そしてベイザーリポの手術でした。手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。
さて、最近は他院の脂肪吸引後の修正手術依頼がとても多いのですがその中でも①太腿の取りすぎ(癒着、凸凹、たるみ)②お腹のたるみ、変な(解剖学的におかしい)癒着 ③お顔のバランス(ゲッソリ、凸凹)が多いです。
修正手術は実は簡単ではありません。特に取られ過ぎで、筋膜と皮膚が癒着している場合、
それを最小限のダメージで剥離し(私は、VASER V-mode、Low power, Three rings使用が多い)、CRFやマイクロCRFを注入する事がほとんどです。
今日の症例は下記の写真です。①太腿(取り残しと、凸凹、一部癒着)
②お顔(写真では分かりにくいですが、局所的な凹みと、バランスがゲッソリ)
今回は背中~腰(お腹は当院で脂肪吸引済み:問題なし)から脂肪を採取し、癒着の剥離、脂肪注入を駆使して、何とか綺麗な状態になりました。
さらにご本人のご希望で、せっかくなら若返りたいという事で、3Dセルリフトや額へのCRF注入、首のしわへのマイクロCRF等なさっていただきました。
術直後にお顔や太腿を見てもらいましたが、そのバランスにとても喜んでいただきました。
正直2回目の手術は、通常の初回手術よりやりにくいです。
そして、修正手術となると癒着が強かったりする場合が多く、癒着剥離も上手にしないと肌にダメージを与えてしまいますし、
脂肪注入をする場合は、その癒着部分を薄く剥離し過ぎたり、剥離下のスペースが蜂の巣状でなく立体でスペースになってしまうと、脂肪は定着しません。
さらに、下手に注入するとしこり、場合によっては皮膚壊死など逆効果の場合もあります。
そんなリスクが高い事はことは重々承知ですが、ゲストの希望(このままでは辛いでしょうから)最大限の事を行います。
丁寧に蜂の巣状に剥離して皮膚伸展を狙い、より定着する事を摸索しながら考えてCRFを注入します。
場合によっては数回の処置を要する場合もありますし、完全には状態が戻らない場合だってあります。つまり、手術は一回目にベストの手術を受ける事が大切になります。
こんなことが起きない様に、できるだけVASERセミナーなどを開いて、脂肪吸引、脂肪注入によるトラブルが少なる事にも力を入れています。
有ってはいけないことですが、残念ながら、美容手術で大きなトラブルになるケースもあるようです。
今日の様に、修正手術を行う度に、どうしたら(日本の)脂肪吸引のレベルを上げれるのか?を本気で考えています。
今日も手術をなさって下さった方、そして手術に携わってくれたスタッフに感謝です。