こんにちは。無事北京の学会から戻り、診療しています。
今日の手術は、自分の脂肪=CRF+マイクロCRFによるアンチエイジング(3Dセルリフト、額コメカミCRF注入、目の下法令線マイクロCRF等)、そして他院脂肪注入後しこり除去の手術でした。手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。
本日のブログは、先日参加した、国際再生医療形成外科学会の報告です。
世界で最新、最良の脂肪、再生医療を使った形成外科・美容外科的な治療(豊胸、アンチエイジング、乳房再建等がメイン)を紹介します。(パート1)
まず、今回の学会の特徴は、今までの国際形成外科学会の中で、間違いなく最先端、かつ名実ともに世界的に第一線の治療を行うドクター達が終結し、興奮続きの学会でした。
では早速紹介します。(専門的すぎるかもしれません。そういった方は最後の写真だけ楽しんでください。)
1日目午前 座長Dr. Kinny ; Dr. Biggs: ライブサージェリーセッション
①R Khouri(US) : BRAVA豊胸:脂肪を無理に入れ過ぎると最悪の結果。くれぐれもしない様に。
②吉村浩太郎先生(日本):バッグ取り出し+コンデンスリッチ豊胸
③L Toledo(UE): ヒップの脂肪注入。・・・ハートヒップリフトとほぼ同じ。
1日目午後 マスターセミナーセッション、Videoセッション
①Sydney Coleman (US): 脂肪の可能性:DMの治療(局所)、ハンドリバイブ、AdECM。
②Guy Magalon (RF): 顔への脂肪注入:膠原病(Scleroderma)の治療へ応用。
③Michele Zocchi(IT): 豊胸にLipoKit 使用。吸引後脂肪をバイブレーション処置(超音波)←脂肪幹細胞率の変化? スライドの動画動かず激怒(笑)。2017/5/18-21 オーストリアでの学会は勉強になりそう。
1日目午後 ビデオセッション、その他
④Facheng Li(CN):皮下の超音波でスキンタイトニングFatgrafting
⑤Lee Pu(US): 顔への脂肪注入
⑥Syd.Coleman:顔の塞栓に関して・・・顔の注入できるだけ鈍針を使う。臀部への大量脂肪注入。大量注入(片方500cc等は避ける)
⑦A.Gupta:(IN): 火傷痕に脂肪注入とリゴトミーで改善
⑧宇田先生(日本):乳癌術後 BRAVA+Fatgraft+RAFTで再建
⑨R. Mazzola(IT):先天性奇形を脂肪注入で治療。リゴトミー後、鈍針で注入。
⑩S. Sharma(IN):SVF・・DM患者、OAの治療
⑪Patric Tonnard(BE): Nanofat 、SNIF(Sharp Needle Intra-dermal Fat-grafting)
⑫Tsai-Ming Lin(TW): MAFTGUN
すごいメンバー、そして内容ですね。本当に勉強になりました。これを今後の診療に活かして、これからもベストの治療を行います。皆様楽しみにしていてください。
今日も手術なさって下さった方、手術に関わってくれたスタッフに感謝です。
Gino Rigotti先生(イタリア:かの有名なリゴトミーのリゴッティー先生)と共に
Tom Biggs先生(米国、形成外科の大御所)、山川先生(当院)と共に
Brian Kinney(米国:乳房インプラント、サーミタイト、脂肪注入のエキスパート)と手術手技についてディスカッション中
学会会場(北京国際会議場)
会場は北京オリンピック会場(写真右)のすぐ近くでした。