今日は痩せ形の方の、BRAVA+コンデンスリッチ豊胸、そして授乳後の方のコンデンスリッチ豊胸でした手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。
痩せ形で脂肪が無い方、そして、胸の皮膚の伸びが悪い方の場合、私も以前は、”残念ですが、脂肪注入による(やわらかで自然な)豊胸は難しいと思います”と答えていたでしょう。
それが時代は少しずつ変わってきています。
VASERが開発され痩せた方でも多くの脂肪を採取できるようになりましたし、コンデンスリッチファット(CRF:良い脂肪)が作れるようになって定着が良くなり、さらに最近ではブラバ(BRAVA:陰圧をかけて胸の皮膚を伸ばし、血流も増え定着が良くなる)とCRF豊胸を組み合わせて、皮膚の伸びが悪い方の豊胸や、乳房低形成の方でも、実は乳癌手術術後の方でも脂肪注入による豊胸が可能になってきています。
しかし脂肪注入するに当たり、脂肪が上手に採取できないと、話になりません。
【最新号のPRS(形成外科医学雑誌)134:227,2014で、どの場所の脂肪が脂肪注入に適しているか? という興味深い論文がありました。3カ所(太腿内側、下腹部、側腹部)のみの分析でしたが、太腿と下腹部は年齢に関係なく良い脂肪が取れる事が証明されています。この論文に関しては後日詳しくお話しします。】
よって、今日は、太腿の脂肪吸引:お尻が垂れたり、たるんだり、凸凹にならない脂肪吸引の工夫に関した動画を紹介します。
いかがでしたか? もちろん痩せた方にも太っている方にも共通して言えることです。
もちろん体型は全員違います。(左右だって違います) 手術をお受けになる方にとってどうしたら一番良い脂肪吸引(脂肪採取)ができるか?を常に考えながら、ベストなデザイン、そして吸引を、毎回行っているつもりです。
今日も手術なさって下さった方、そして手術に携わってくれたスタッフに感謝です。