今日はBRAVA+CRF豊胸。そして女性化乳房の手術でした。手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。
さて今日は女性化乳房手術の傷の大きさに関してお話ししたいと思います。
一般的に真性女性化乳房(=エコーで乳腺が確認できる)の場合、乳輪の下縁を切って行います。イメージ的には三日月の形です。 もちろん乳腺が大きい場合はそうします。しかし、乳腺の大きさが小さい場合、美容外科医としては良性なのだからそんなに大きく切らなくとも・・・と、傷跡の事まで考えます。 よって、当院ではVASER脂肪吸引との併用で、最小限の傷跡で行なっています。
では実際の状態をみてみましょう。 まずは先日行った乳腺が5cm以上の場合です。
術前の写真です。
そして取り出した乳腺です。
実際取り出した乳腺の大きさは左約9cm、右約7cmでした。この場合はさすがに乳輪下縁の3.5cmほどの三日月型の傷跡で行いました。
そして術直後です。
完全にフラットになっています。傷も乳腺の大きさにしては最小限だと思います。
では乳腺が小さい場合はどうでしょう?
例えば今日の女性化乳房の方の場合はエコーで乳腺の大きさが右2.1cm、左2.1cmでしたので、脇のしわの7mmと乳頭下(乳輪下より目立たない)約8mmのみの傷で手術しました。
このようにVASERを上手に併用することで、乳腺の大きさに対して最小限の傷跡で手術が可能になります。 必用、不必要によって傷の大きさは変えるべきだと考えています。 当院は女性化乳房に対する治療も頻繁に行っています。気軽にご相談ください。
今日も手術なさってくださった方、そして手術に関わってくれたスタッフに感謝です。
◎女性化乳房については、女性化乳房専門センターのホームページで詳しく説明しています。