今日は第101回 日本美容外科学会の2日目でした。
私の発表は乳房のセッションで、座長は大阪大学の高田先生、生長会府中病院形成外科・乳腺センターの原岡先生が務めてくださいました。
たまたま私の前の発表は当院の大阪院院長である千葉医師で、他院の豊胸施術で出来たしこりの除去に対する方法の発表でした。
私の発表内容は当院でのコンデンスリッチ豊胸(900例以上)の良好な成績、特にバッグ取出しと同時のCRF豊胸に関してです。
このバッグ摘出と同時のCRF豊胸の対象は165人で、最も問題となる脂肪壊死の合併症は、この2年間なく、術後3~6か月以上経っての(腫れや吸収によるサイズが落ち着いての)バストサイズの変化では、バッグを抜いたにもかかわらず、(JIS規格)1サイズ以下で、胸の大きさに大きな変化がないというものです。
つまり、硬いシリコンバッグを抜去して自分の脂肪に置き換えても、大きなサイズの変化は無く(ほとんどが1サイズ以下まれには逆に大きくなる場合もあり)軟らかで自然な形の胸になるという事です。
また、ほとんどのケースで(ご自身が希望しない限り)脇からの手術で、新しく傷をつける必要が無かったことも重要な結果の一つだと思います。
今年の学会は通常の発表だけでなく、座長やセミナーの講演など私にとってとても良い経験になりました。
なお、来年は当院、ザ・クリニックが美容外科学会の主管となり、当院の山川が会長を務めさせていただきます。
今から楽しみです。
今回、座長をしてくださった先生方、学会(セミナー)に集まってくれた先生方、学会に携わって下さったスタッフの皆様、そして、こういった機会を与えて下さった学会会長の真崎先生、そしてもちろん、手術をなさって下さった皆様に心から感謝です。