今日は第101回美容外科学会の初日でした。
朝は当院の山川ドクターと一緒に、顔面の脂肪注入による若返りに関してのシンポジウムの座長をさせていただきました。
演者は鎌倉先生(聖心美容外科)、Berman先生(カルフォルニア・ステムセルセンター)、Lee先生(Boroyl形成外科)で、顔の脂肪注入に関してより新しい、そして未来性のある話し合いができました。内容は脂肪幹細胞の問題、脂肪注入によるリフト(3Dセルリフト)、糸(イレブンリフト)のスキャフォルド(支え)としての役割など、今後の治療に役に立つ内容ばかりで、とても有意義なセッションでした。
皆様ありがとうございました。
また、昼のランチョンセミナーでは当院の山川ドクターが座長で、私とBermann先生によるセミナーでした。
私は900例を越すコンデンスリッチ豊胸の安全性と、起こり得る合併症に対する対策、それに加えてベイザーリポ(ベイザー脂肪吸引)を用いた脂肪採取の安全性に関して話させていただきました。
また、Berman先生は今後、脂肪幹細胞の期待される効果(今彼は実際にカルフォルニアのチームで行いる内容)に関してでした、その用途は美容だけでなく、整形外科、脳神経内科、循環器、泌尿器科など多岐にわたり、今後の医療の発達に大いに役立つといった内容でした。
私たち、美容外科医のメインの仕事は、整容(主に綺麗にする事、若さを保つこと)を目的として人生を豊かにする仕事です。
この美容外科の中のスタンダードな手技である脂肪吸引手術という方法で、傷を作らず安全に脂肪が採取でき、その脂肪細胞の中には無数の脂肪幹細胞が含まれてて、無限の可能性がひめられているということです。
今後、私たちが専門とする脂肪吸引という手技が、美容だけでなく、様々な治療にも役立つことが期待されると思うと、ワクワクしてきます。
今日もいつ日ありがとうございました。
学会で発表なさってくれた皆様、出席なさってくれた皆様、学会に携わってくれたスタッフの皆様、そして、座長や講演といった機会を与えて下った、今学会の会長である真崎先生に、心から感謝です。