顔やお尻を自分の脂肪でリフトアップ

今日はコンデンスリッチ豊胸、そしてハートヒップリフト(臀部へのコンデンスリッチファット注入)の手術でした。手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。

今日はボリュームでたるみをなくす、「引き上げる」といった事に関してお話しします。

当たり前の事ですが、私たちは3次元(立体)の世界に生きています。そんな世界の中では、お尻が垂れているより張りがあって垂れていないほうが綺麗(若々しい)、またお顔の場合も頬の垂れやたるみで、若々しいか、もしくは老けているかなど判断します。

理論上は収縮しない膜(人間の場合、皮膚ですね)にボリュームがパンパンに入っていると垂れませんし、皺もありません。逆にボリュームが減ると垂れてしまいます。

これは人間でも同じです。個人個人で決まっている空間内の(立体)のボリュームが減少すれば垂れ下がります。もちろん皮膚の伸展(老化)でも垂れてしまいます。(前記の逆のバージョンです)

よって、最近は老化防止の新しいコンセプトとして、無くなってしまったボリュームを補って若々しく見せる事が、ただ引っ張るだけの治療より、自然かつ見た目の効果が高い事が証明されつつあります。

当院で行う①3Dセルリフト・・・中顔面のボリュームアップと頬のトップの位置を上げるため、自分の脂肪:CRF(と糸)で引き上げる、②ハートヒップリフト・・・不要な腰や太ももの張り出し、内腿の脂肪を吸引除去し、ヒップのトップの位置が引きあがるように大臀筋や皮下に注入する・・・がその代表的なものです。

さて、求める理想は?

・・・・・若い時のご自身でもありますし、より理想的な立体でもあります。

昨年4月号PRS( Plast.Reconstr.Surg.)・・・・形成外科医学雑誌・・・では”顔の年齢”を科学した論文:The Science and Theory behind Facial Aging :Jodan P Farkas, Joel E Pessa, Bradlay J Rohrich et al. が発表され、若い時の顔の立体と年老いた時の立体の違いを分析してあります。

また、肉体美、健康な肉体としては医学書『グラント解剖学図譜』(著:Anne M.R. Agur) や『ANATOMY for the ARTIST』(Sarah Simblet ,John Davis )等を参考にしています。

今は注入する素材も、ただの脂肪ではなく、コンデンスリッチファット(元気な脂肪と脂肪幹細胞が濃縮された脂肪:CRF)といった質の良いものが使えますし、脂肪採取もベイザーリポ(ベイザー脂肪吸引)で安全に無理なく、さらにラインも理想に近付けながら行えます。

今年は昨年より良い注入法、また、糸を使った引き上げのコンビネーションなど、より高い完成度、そして満足度を求め、一人一人のゲストに情熱を持って手術に挑みたいと思います。

今日も、手術をなさって下さった方、そして手術に携わってくれたスタッフに感謝です。

 

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