今日はバッグ取り出しと同時のコンデンスリッチ豊胸、そしてベイザーリポ(ベイザー脂肪吸引)の手術でした。
私はボディデザインや若返り(立体)に関して、特に脂肪に関する手術、つまり脂肪吸引や脂肪注入によるものを専門的に多く行っていますが、それに伴い、他院のデコボコ修正やバッグの入れ替え、そしてバッグを抜いて脂肪を注入などが特に増えてきました。
昨年1年間だけで、当院では155症例ものバッグ取り出しと同時のコンデンスリッチ豊胸を行っています。おそらく、施設の規模からすると、恐ろしい症例数だと考えます。
こういった膨大な数になると、いろんな症例に出くわします。破損や石灰化、変形、皮下組織が薄い(皮膚からバッグまでの距離が5ミリ以下の)症例等々です。
今日は、そういった中でやや一般的な症例の動画(私が執刀した患者様)と、やや特殊なケースの(少し衝撃的かもしれませんが)画像を見ていただこうと思います。
理由は、あまり放置して石灰化が高度になりすぎたり、皮下組織が薄くなりすぎたりすると、手術自体も困難になってきますし(=手術時間が長くなる:その分負担も多少は増える)、脇からのアプローチでは困難になったり、注入可能量が減少するなど、あまり良い事は無いからです。
まずは私が先日、バッグ取り出しと同時のコンデンスリッチ豊胸をした時の動画をどうぞ。
次に、バッグは破損し、石灰化が強く自分の皮膜ごと取り出した方(30歳)
同時のコンデンスリッチ豊胸の写真
術中(この方は自分の石灰化したカプセルの除去を希望なさって、また、元々乳輪下からの挿入で傷があったため、前回の傷と同じ、乳輪下を切開しています。)
術後3ヶ月
いかがでしたか?
もちろんバッグが全てこうなる訳では決してありません。私自身、バッグは美容外科、形成外科の領域でとても大切なものだと考えます。(よって、ベイザー脂肪吸引を併用して脂肪採取したとしても、脂肪が足りない方にはバッグを挿入したりします。)
ただ、状態が良くない場合、あまり放置してしまうと前記の様にリスクは高くなります。
もしそういった方がいらっしゃれば、(私の場合)ある程度早期の抜去、そして可能なら同時のコンデンスリッチ豊胸をすすめています。
今日も手術なさった方、手術に携わってくれたスタッフに感謝です。