今日は福岡院で、他院しこり除去+豊胸、そしてフェイスリフトの手術でした。
手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。
今日の患者様は、他院脂肪注入後、しこりができたため、あるクリニック受診。
脂肪溶解注射が良いといわれ、2回処置。改善せず、しこりを作ったクリニックに改善を求めたら、
やはり、脂肪溶解注射を勧められ、何回も行ったそうです。それでも治らなかったため、当院を受診なさっています。
今日の他院術後(かつ処置後しこり残存)の画像をお見せします。
上記は術中最も大きなしこりをベイザー(画像内みぎはし白い棒(カニューレ)が見えますね)で壊している画像です。
この後吸引します。吸引せず壊すのみで放置したり、手で破壊するだけの場合、しこりの内容は壊死した脂肪なので、
一時的に柔らかくなっても、再度しこりを形成します。他に下のようなしこりが多数存在しました。ヒアルロン酸も見受けられます。
(ヒアルロン酸に脂肪溶解注射は効きません)
これらをエコーで見ながら脂肪注入後のしこりは吸引、ヒアルロン酸によるしこりはヒアルロン酸溶解液(ヒアルロニダーゼ)注入後、柔らかくして吸引しました。下記が術後画像です。
大きなしこりは見当たりません。そして下の画像が実際の内容物です。つまり脂肪壊死物質やヒアルロン酸です。
実はしこり除去のお話をしたかったのではありません。
そもそも手で触ってわかるようなしこりを作る注入法(脂肪でもヒアルロン酸でも)をしてはいけないことを伝えたいがために今回こういった画像を載せました。
◉下記、私の勧めるしこりのできない脂肪注入のブログも見ていただくとありがたいです。
『しこりを作らない注入技術』も見ていただくとありがたいです。
今日も手術なさってくださった方、手術に携わってくれたスタッフに感謝です。