本日は切るフェイスリフト+ブローリフト(眉下切開)、そしてベイザー脂肪吸引でした。手術は問題無く終わっています。お疲れ様でした。仕上がりが楽しみですね。
今日はブラバ併用CRF豊胸の術後経過のゲストがいらっしゃいました。また、本日BRAVA併用CRF豊胸のカウンセリングがありました。
よって今日はBRAVAのお話をします。
BRAVAは特に皮膚の伸びが悪いタイプの方に適した治療です。
ブラバは元々、陰圧をかけて胸を大きく(皮膚を伸ばす)といったコンセプトで制作された器具なのですが(下図)
残念ながら、(脂肪注入と併用ではないと)ほとんど効果はありませんでした。
しかし、米国でこのBRAVAを使って皮膚を伸ばして脂肪注入すれば脂肪が定着しやすいはずと目を付けたのが、マイアミ大学(及びマイアミブレストセンター)のクーリー先生とビッグス先生です。もう一人忘れてはいけないのが、脂肪注入の医学的基礎を作った(コールマンテクニックの)コールマン先生です。
今では、豊胸、及び、乳房再建では知らない医者はいないといったくらい有名な3人です。
下写真
クーリー先生と共に
下写真、ビッグス先生と共に
下写真コールマン先生と共に
その3人が、脂肪による豊胸や乳房再建の分野で、大きな効果があると主張(実際の結果と医学的な研究)をしているのがBRAVA併用の脂肪注入です。
お陰様で、当院も今ではブラバ併用の脂肪豊胸は日本一の症例数で、今年には美容外科学会、形成外科学会でその結果をシンポジストとして発表予定です。
ただ、残念なことにBRAVA自体の供給がほとんど無く、世界中のクリニックでBRAVA不足に陥っています。
メーカーも作ればいいと思うのですが、BRAVAを製造する会社は(おそらく利益が出ない?)製造を中止しています。
似たような器具も出ているのですが、色素沈着や効果の面から、本物のBRAVAに比べると低レベルで、実際の医療には正直(今のところ)使え無いというのが事実です。
今は、当院でさえBRAVAの在庫不足に陥っています。
皮膚の伸びが悪い方には漏れなくおすすめしたい道具なため、正直困っているところです。
下はBRAVA豊胸の例
術前(バストのボリュームが少ないですし、皮膚の伸びも悪い方でした、少し漏斗胸気味です)
術後6か月(基本定着といって良い時期です)
デコルテと共にかなりのボリュームアップですね。
早く安定した供給が再開されることを望みます。
今日も手術なさって下さった方々、そして手術に関わってくれたスタッフに感謝です。