今日はバンコクで開催中のFATS(脂肪、再生医療) Meeting 2日目です。
吉村先生(自治医科大学教授)、Dr. Zocchi、Dr.Kuo、Dr. Tonnard、水野先生(順天堂大教授)等、世界に名だたる先生のプレゼンテーション、そして、皆でディスカッションです。
世界的に、脂肪注入、脂肪幹細胞(SVF、ADSC )による医学的治療に関する論文が増えています。
脂肪はボリューム改善だけでなく、肌質改善、肥沃化、瘢痕改善など、たくさんの効果があります。
さらに、脂肪幹細胞は中胚葉由来の幹細胞ですので血管(血流増加)、軟骨化、骨化等、幹細胞としての機能だけでなく、抗炎症を含めかなりマルチポテンシャルな部分も持ち合わせています。
臨床的には、豊胸、乳房再建、若返り治療、肌質改善、瘢痕改善(火傷や傷跡)、関節炎の治療等は明らかなエビデンスを持って行われています。
2006年コールマン先生がStractual Fat Grafting(現代の脂肪注入法の基礎となる医学論文)を発表以来、脂肪の世界は広がりました。(下はその論文)
幸い、私たちのクリニック(THE CLINIC)は脂肪に関し、症例数はもちろん、技術面、安全面共に自信があります。
私たちも今後も、脂肪の世界に貢献していきたいと思います。
上写真は左から順天堂大学教授水野先生、僕、自治医科大教授吉村先生