今日はSRFによる若返り(SRFフェイス)とCRF豊胸の手術でした。手術は問題無く終わっています。仕上がりを楽しみにしていてください。
若返りの手術では脂肪が大きな役割を果たします。
理由は加齢によってお顔の脂肪は減っていくこと、
そして脂肪自体に若返りの要素である脂肪幹細胞が含まれているからです。
また、加齢によって皮膚のたるみや骨格の変化、筋肉の衰えにより、若い時の立体と違ってくるからです。
下の図は加齢による脂肪の減少が見られることを示した図です。
骨格も下のシェーマの様に変化が見られ
最終的に年相応の顔になってしまいます(下図)
そこで役に立つのが脂肪です。
足りなくなったボリュームを補い、脂肪幹細胞の効果で肌質自体も若返ります。
以前は切るフェイスリフトでの若返り手術が主流でしたが、今では切らずに自分の脂肪と溶ける糸(引き上りが良く丈夫で、かつ最終的に溶けて自分の組織で置き換えられ、支えのみ残る)を併用する手術がほとんどになっています。
今日のモニター様は、以前当院で脂肪と糸による若返り手術を行い、凍結保存脂肪(SRF)でさらに若返りを図っています(SRFフェイス)。
まずは前回の手術前と今日の術前の比較(脂肪注入+糸)
明らかにたるみが改善され、肌質も良くなっていますね。頬の高さのボリュームも十分です。
そして今日はリップや口周り、そして額に注入しました。
本日術前
術直後
唇だけ見てみても変わっています。
術中リップ注入前(特に下唇のボリュームが足りない感じですね)
術直後(まだ腫れていますが、明らかにボリュームが増え若々しく見えますね。
リップは細かく入れるためにマフトガンと呼ばれる90分の1ccずつ注入できる器具で、丁寧に注入します。(目の下などにも使います)
細かく細かく注入することでしこりも無く定着率を上げる事が出来ます。
もう一度、本日の術前後(術直後)
唇を含め、口回りのボリュームが増えると若々しく見えますね。
脂肪を入れるとボリュームが増えて、または移動して弛むのでは?とご心配なさる方も多いかと思います。
そこは腕の見せ所で、弛まず、逆に引きあがって見えるように注入します。なお脂肪はヒアルロン酸と違い、下がってきませんので、ご安心ください。
唇へのヒアルロン酸と脂肪注入の違いをまとめたコラムも参考にしていただけるかと思います。
今日も手術なさって下さった方々、そして手術に関わってくれたスタッフに感謝です。